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@ りら
2024-01-02 11:32:19この記事は「Bluesky (2) Advent Calendar 2023」及び「Nostr (2) Advent Calendar 2023」の10日目の記事です。
また、2023年12月8日に開催された新時代の分散型SNS勉強会での登壇内容の書き起こしでもあります。
Yo!ブルスコしてるかい?
小牧りらと申します。鉄道と擬人化コンテンツをこよなく愛す、どこにでも居る一般オタクです。この記事では、2023年11月12日に開催された「技術書典15」を、サークルスタッフ(販売)目線で振り返るものです。技術書典って?
新しい技術に出会えるお祭りです。技術書典は、いろんな技術の普及を手伝いたいとの想いではじまりました。技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、技術に関わる人のための場として『技術書典』を開催します。
(技術書典公式より引用)コロナ禍におけるオンライン開催を経て、現在は池袋サンシャインシティでのオフライン会場(1日)と、オンライン会場(約2週間)の併催となっています。
前段:「のす本」の存在
2023年5月21日に開催された技術書典14では、「Hello Nostr! 先住民が教えるNostrの歩き方」、通称「のす本」と呼ばれる同人誌が販売されました。2023年2月頃から形成されていったNostrの日本人コミュニティの有志の手で、約3ヶ月という凄まじいスピード感で同人誌が出来上がりました。スピード制作でしたが、それぞれが得意分野を持ち寄って商業誌にも負けないくらい濃く良質な同人誌になっていたと思います。(この時の私はアクティブ度も高くないほんの一般ユーザーでした)
技術書典15
さて、次回の技術書典が11月に開催されるということで、再び同人誌を作成しようという機運が高まりました。当初はNostrとBlueskyで1冊ずつ同人誌を作ろう、という案もありましたが、最終的にNostrとBlueskyの合本となることが決定。そして両方のSNSで執筆者や協力者が募られました。ユーザーからのアンケートを元にタイトルは「Hello Nostr! Yo Bluesky! 分散SNSの最前線」となりました。非中央集権のプロトコルを新たに開拓していくこの2つにぴったりなネーミングですね。
私は雑用係的な感じで制作Discordに参加しました。正直制作中のお手伝いはほとんどできていなくて(Markdownとか全然分からないのでついていけない)、当日の販売スタッフ枠に空きがあったのでここぞとばかりに立候補しました。今回は正式に「四谷ラボ」としてのブース参加なので、こじらさん、しのさんとの3人体制で挑むことになりました。技術書典15、開幕。
11月12日(日)、その日はやってきました。朝9時過ぎに池袋サンシャインシティへ集合。スタッフ入場とともに手際よくブースを飾り付けていきます。ポスタースタンドやのぼりを用意しており陳列する物はおおかったですが、事前に設営図もあったためスムーズに進みました。 あっという間に開場時間の11時になり、最初の参加者達が入って行きました。今回のブースは協賛企業ブースの真後ろにあたる「あ05」であり、入場時間の毎時0分~15分頃までは複数人がブース前に集まることも多々ありました。
掴みの声かけとしては、概ね以下の通りです。
・分散型SNSの本売ってます
・ジャックドーシーが資金提供してるSNSですよ~
・ジャックドーシーが持ってる/読んだ本売ってます(のす本)
・Blueskyやってるよー
・(ここだけの話、Blueskyの招待コードお渡しできますよ~)
・一般の主婦も開発して記事寄稿しています見本誌を手に取ってくださった方に対し、BlueskyやNostrは知っているか、開発をしている方なのか、といった情報を引き出して、“営業”としてできる範囲の説明を行いました。自分の中でうまく言語化できていなかったBluesky/Nostrの技術的な面白さを、四谷ラボメンバーの力も借りながら言語化してお伝え出来たかなと思います。
あっという間に時間が過ぎ、気付けば17時の閉会の挨拶になっていました。率直な感想は、やはりBlueskyは一定の知名度があるなということ。その代わりNostrはシンプルで開発しやすいことが魅力であると、主に開発をされている方にはお伝えしました。そしてまだまだTwitterの影響力の強さや、「分散型と言えばActivityPub」といった認識が世間一般のものだと痛感しました。おわりに
以上、技術書典15でノスカイ本を売った感想でした。当日直接お手に取っていただいたすべての方に感謝します。もちろん電子書籍はいつでも買えますので、今からの方もどうぞ。
一般ユーザーとしても売ってて楽しかったのだから、次回は「書き手」として売れたらもっと楽しいだろうなあ、などと考えています。実際のす本の内容を元に非エンジニアが開発を行い、ノスカイ本への寄稿が実現していますので、可能性は十分あります(これを読んでいる皆様も)。またコミュニティを盛り上げるという目線では、漫画・イラストなど開発以外の関わり方も重要だと感じています。ノスカイ本では擬人化キャラクターの二次創作が実現しており、イラストレーター同士の交流はいちファンとして感動しました。
また私は現在休職中なのですが、久しぶりにモノを売る喜びを感じました。自分の中でまだふんわりとしていた転職活動への考え方にも良い影響があり、サークルスタッフとして参加できて良かったです。ありがとうございました。関連リンク
「Hello Nostr! 先住民が教えるNostrの歩き方」
「Hello Nostr! Yo Bluesky! 分散SNSの最前線」
技術書典オマケ
使い切れないので招待コードを配布します。先着順です。
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